愛着の重要性とは?
育児において、子どもとの愛着(アタッチメント)の形成は心の安定や成長に欠かせない要素です。
特に乳幼児期における親子の絆は、子どもの情緒的な安定と社会性に大きな影響を与えます。
愛着がしっかりと形成されると、子どもは安心感を持ち自信を持って新しいことに挑戦できます。
本記事では
- 愛着形成の重要性
- 日常生活の中で取り入れられる具体的な方法(5選)
について紹介していきます。
忙しい毎日でも、少しの工夫で子どもとの絆を深めることができるヒントを一緒に探っていきましょう。
愛着(アタッチメント)とは
愛着とは、子どもと特定の大人(通常は保護者)に対しての心のつながりのことを言います。
特に乳幼児期には、母親や父親といった身近な大人との信頼関係がとても大切です。
例えば、赤ちゃんが泣いたときにすぐに対応することで、
「お母さんは私を守ってくれる」という安心感が育まれます。
この安心感が、子どもにとっての自己肯定感や、将来の対人関係の基礎を築く要素となります。
愛着形成の具体的な方法
愛着形成は「こうすればすぐに改善される!」ものではなく、日常の中で少しずつ育まれるものです。
以下に、具体的に取り入れやすい方法を挙げていきます。
1: スキンシップを増やす
抱っこや触れることは、子どもにとって安心感を感じるための最も基本的な方法です。
寝かしつけの際や遊んでいる時間、または泣いているときなど、
日常の中でスキンシップを取り入れることで、子どもは「自分は大切にされている」と感じます。
2: 目線を合わせる・目を見て話す
もしも、常に立った姿勢のままお子さんにに話しかけていることが多いと感じたら、
ぜひ何回かに1度はしゃがんで話してみてください。
また、目を見て話す機会を増やすことも効果的です。
子どもはあなたが自分に注意を向けて見てくれていると感じ、安心感が生まれます。
また、共感的に耳を傾けることで、子どもの感情を理解しやすくなります。
3:名前を呼ぶ
「○○ちゃん、今から▲▲するよ。」など、声掛けの初めに「名前」を入れるようにしてみましょう。
これは子どもだけでなく大人同士の関係構築にも効果的です(心理学でネームレター効果といいます)
4:毎日のルーティンをつくる
毎日のルーティンを作ることで、子どもの心は安定しやすくなります。
例えば、
- 毎日同じ時間に一緒に絵本を読む
- 寝る前に「生まれてきてくれてありがとう、だいすきよ」と声を掛ける
などです。
忙しい中でも、少しの時間を作ることで日々の安心感が育まれます。
5:話を聞き、受け止める
自分の感情をありのまま受け止めてくれる存在がいるということは、自分が「ここにいてもいい」
「そのままの自分でいいんだ」と思える(=自己受容感)に繋がります。
受け止めは、共感とはまた少し違います。
「うんうん、そうなんだね。」とただ聞いて受け止めてみてください。
もしかして愛情不足?愛着障害?と思ったら
- 落ち着きがない
- 手が付けられない癇癪が繰り返される
- ママがいなくなったり現れた時に感情が動く様子がない(幼稚園・保育園の送迎時など)
- 他者の気を引く目的で手を出したり嘘をついたりする
など、お子さんに気になる様子がみられると
「もしかして愛着障害…?」と心配になるかもしれません。
そんなときは、どのように対応すれば良いのかをご紹介します。
1.気づいたその日から少しだけ、変えてみよう
もしも「あれ…?」と心配になったらその日から少しだけ関りを意識して
「できることをまずは1つから」始めてみてください。
「今更遅いでしょ?」と思わなくても大丈夫です。
幼児でも、学生でも、大人になっても愛着スタイルは変えられます。
どの段階で気づいても、愛着の形成に遅すぎるということは決してないのです。
2.周囲の人や専門機関の助けを借りる
もしも自分で解決や取り組みが難しいと感じた場合は、周りの人や専門機関に頼ってみてください。
家族、友人、近くに相談できる人がいるだけでも、状況を客観視できることに繋がります。
相談できる人が周りにいないこともあると思います。
そんな時は
- お子様の通っている園
- 近所の支援センター
- かかりつけ医
- 自治体のサポート
などをぜひ活用してください。
ママは一人じゃない。
必ず、力になってくれる人が周りにいます。
愛着障害で表面化する事象は、発達障害によって出てくる行動と似ていることがあります。
ただ、原因が違うと改善のためのアプローチもまた違ってくるのです。
もしも不安があれば、一人で抱えることなく誰かに相談してみてくださいね。
長期的な愛着形成のメリット
愛着が築けると、子どもは自己肯定感が高まり、安定した心が育ちます。
他者との良好な人間関係が構築できるので、将来の生きやすさにも繋がります。
子どもの言葉や行動の背景には
ママやパパに私の気持ちを分かってほしい
そんな思いが込められています。
幼い故にうまく伝わらないこともあるかもしれませんが、身近な大人が子どもの求めることに応えられる場所でありたいものです。
いつも頑張るママも、無理せず笑顔でいられるように…
自分のこともヨシヨシしてあげてくださいね。
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